【成果が出ない】導入事例インタビューのNG質問3選
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こんにちは。テキスパート編集部です。
インタビュー形式で導入事例を制作する際、大切なのは「どんな質問をするか」です。
質問の質が記事全体の質を決めるといっても過言ではありません。
本記事では、導入事例を作る際のインタビューで
絶対に避けるべきNG質問
を厳選してお伝えします。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた
なぜ「質問の質」が重要か
そもそも、なぜ質問の仕方がそれほど重要なのでしょうか。
答えは、「質問の仕方によって引き出せる回答が変わるから」です。
曖昧な問いは、往々にして曖昧な答えしか生み出しません。
「良かったです」「便利です」といった漠然とした評価だけの記事は、読み手に対するアピール力に欠けるのみならず、「いかにも宣伝っぽい」というわざとらしい印象すら与えてしまいます。
逆に適切な質問をして、「リアルな課題と解決策、その成果」が引き出せれば、
導入事例に重要な“ストーリー”ができあがります。
つまり、質問次第で、記事の価値と信頼度が決まるのです。
導入事例インタビューのNG質問3選
では、具体的にどのような質問を避けるべきなのでしょうか。
以下に、3つのNG質問とその理由を紹介します。
代替質問も記載していますので、ぜひ参考にしてください。
NG質問①:「当社を選んだ理由はなんですか?」
この質問に対するよくある回答は、「製品が良かったから」「サポートが充実していたから」といったもの。
ごく一般的な宣伝文句に近い表面的な回答が返ってくることが大半です。
これでは、“ストーリー”は出てきません。
◎ 代替質問
課題から解決策、その結果得られた効果までの筋道が立つ質問にしましょう。
例:
「導入前に抱えていた課題は何でしたか?」
「他社と比較した際の違いを、検討メモや評価軸で覚えている範囲で教えてください」
NG質問②:「導入していかがでしたか?」
曖昧な質問に対しては、曖昧な回答が返ってくることが多くあります。
そのため、「いかがでした」という質問では、「良かったです」「便利になりました」という回答どまりになりがちです。
◎ 代替質問
Before/Afterの変化を明確化できるような質問にしましょう。
例:
「導入前と比べて何がどう変わりましたか?具体的な指標などもあれば教えてください」
「具体的にどの業務が改善されましたか?かかっていた時間の変化などもわかる範囲で教えてください」
NG質問②:「満足度は何点ですか?」
製品やサービスのもたらした効果について触れる際、具体的な数値があることは非常に重要ですが、「満足度」の数字はあくまで顧客の「所感」でしかありません。
「何がどう良かったのか」「なぜ満足しているのか」という具体的な話がなければ、満足度がいかに高くてもストーリーに厚みが生まれないのです。
◎ 代替質問
効果について質問する際には、回答者が具体例を上げやすい形で問いかけましょう。
例:
「特に気に入っている点はどこですか?」
「導入して一番助かった瞬間はいつ・どの場面でしたか?」
良い導入事例は“良い質問”からしか生まれない
NGな質問は知らず知らずのうちに宣伝の常套句を生み出してしまい、記事の内容を薄くします。
そうしたNG質問の代わりに、本記事で紹介した代替質問や、良い質問のコツをおさえた聞き方をしてみましょう。
記事の内容が具体的になり、ディテール(誰が・いつ・何を・どう変えた・変わった)が明確な“ストーリー”になっていればいるほど、その記事は信憑性を増し、見込み顧客を惹きつけ、検討の確度を高めるのです。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた
