最高のインタビューを行うためのチーム体制とは? | 導入事例・社員インタビュー

こんにちは。
テキスパート編集部です。
質の良い記事を作るためには、良い取材・インタビューが必要不可欠。
このことをこれまでにもたびたびお伝えしてきました。
そのためのテクニックも今までにもいろいろとお伝えしてきたわけですが、
インタビューとは必ずしもひとりで行うものではありません。
インタビュアー以外にも役割を持った人物が同行し、ひとつのチームで取材にあたることもあります。
そこで本記事では、取材・インタビューをする際の「理想のチーム体制」について詳しく解説します。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた
結論:二名体制でインタビューに行くのがベスト
ひとつの取材に、果たして何人で行くのが理想なのでしょうか。
当然のことながら、数が多ければ多いほど良い、ということは全くありません。
むしろその逆です。
インタビューする側の人数が多いと相手にプレッシャーを与えてしまう可能性もありますし、
大勢でゾロゾロ押しかけるのは失礼にあたることもあります。
移動の手間やスペースの確保を考えても、少人数でチームを作ることが理想です。
かといって、本当に最小限の人数で一名で行くのが良いかというと、そうでもありません。
一名だけ、つまりインタビュアーであるライターだけで行った場合、取材の全てがそのライター任せになってしまいます。
そのインタビュアーが万が一聞き漏らしをしてしまった場合、
記事に不可欠なエッセンスが抜け落ちてしまうことも考えられます。
そこで、私たちテキスパートが最も理想的と考えるのは、二名体制のチームです。
インタビュー現場における「理想の制作体制」
それでは、具体的にどのような体制で取材を行うのが理想なのでしょうか。
二名体制の「二名」とは、インタビュアーとディレクターのことです。
取材時、この二名の役割は明確に分かれています。
インタビュアーは取材をメインに行い、いわば取材相手と正面から向き合います。
一方、一歩引いた位置から会話全体を俯瞰で見て、適宜補足質問を行うのがディレクターです。
もちろん、インタビュアーも相手の回答次第で内容を深掘りしたり、
わからない点があれば追加で質問したりすることは大いにあります。
ですが、取材時のインタビュアーは相手との会話に集中し、そこに全神経を注いでいるため、「あとで記事の形にした時のこと」まで考えるのが難しいことがあります。
そこでディレクターが、後々取材内容を記事にする時のことを想定して、補足したほうが良さそうな部分に質問を投げかけるのです。
このように、インタビュアーとディレクターが異なる役割を果たすことで、質の高い記事につながる理想的な現場づくりが可能となります。
取材・インタビュー記事に良い写真は必要?
「インタビュー記事で大事なのは文章であって、良い写真って必要ですかね?」
という質問を受けることは少なからずあります。
結論からお答えすると、良い写真は必要です。
インタビュー記事において重要なのはもちろん文章ですが、それだけではありません。
人は取材記事を読む時、ごく自然に話し手の人となりを想像します。
写真があることで、話し手がどんな人物なのかがイメージしやすくなり、
それだけ記事の内容が伝わりやすくなるのです。
特に、話している時の表情などは、
話し手の発言に込められた感情をよりリアルに読み手に伝えてくれます。
インタビューの場にプロカメラマンは必要?
「取材記事に写真が必要なのはわかった。
でも、スマホのカメラでもじゅうぶん良い写真が撮れるのに、わざわざカメラマンを雇う必要はあるの?」
という疑問を持つ方もいるかもしれません。
再度結論からお伝えすると、プロのカメラマンも良い記事を作るためには必要というのが私たちの見解です。
つまり、上述した二名体制にカメラマンが加わった三名体制が、
良い記事を作るための理想中の理想の体制です。
確かに、写真そのもののクオリティは最近のスマホでも十分担保されるでしょう。
ですが、プロのカメラマンには一般人にはない以下の技術があります。
- 最適な場所選び
- 的確なアングルでの撮影
- 被写体の様々な表情の引き出し
特に、表情の引き出し方は、プロと一般人ではレベルが全く異なります。
モデルでもない限り、写真を撮られることに慣れている人はそう多くありません。
その写真が、不特定多数の人が読む記事に掲載されると知っていればなおさらのことです。
そのため、いざカメラを向けられると被写体の人物が緊張してしまい、
表情がかたくなってしまうことが往々にしてあります。
先ほど、写真があることで話し手の人となりが伝わりやすくなると書きましたが、そんなかたい表情の写真では、伝わるものも伝わりません。
その点、プロならその人のごく自然な表情や良い笑顔を引き出してくれるのです。
また、プロカメラマンをアサインすることで、インタビュー相手にこちらの「誠意」が伝わります。
「インタビューと写真、どちらにおいてもプロを揃えたチーム体制で臨んでいます」
というメッセージにもなるのです。
最高のインタビューのための最高のチームを
良い取材・インタビューには、良いインタビュアーが必要です。
けれど、それだけでは「最高の現場」にはなりません。
インタビュアーがその能力を最大限に発揮できるようサポートするディレクターと、
話し手の自然な表情を引き出すカメラマン。
彼らもまた、重要な役割を担います。
インタビュアー個人のテクニックに依存するのではなく、それぞれが自分の役割をしっかりと果たす「チーム体制」が大切なのです。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた
