インタビュアーが信頼を失うNG行動4選

こんにちは!
取材・インタビュー専門サービス・テキスパート編集部です。
最後まで読みたくなる面白い取材・インタビュー記事を作るためには、当然良い取材・インタビューをしなければなりません。
私たちテキスパートにも最高の取材・インタビューをするためのテクニックは幾つもあります。
しかし反対に
「これをやらかしたら一発で相手の信頼を失うNG行為」
というものが存在します。
今回は厳選して4つのNG行為をお伝えしますので、インタビューをする予定のある人はぜひ最後まで読んでください。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた
取材対象者(インタビュイー)に付いて事前リサーチをしないで取材に臨む

実は、ある程度のインタビュー経験を積んてきた中級者がやりがちなNG行為です。
これまで数多くの取材経験を積んできた自負から、
「自分にはコミュニケーション力があるから、当日アドリブで良い取材ができてしまう。」
という勘違いをし、取材対象者の機嫌を損ねたり、信頼を失ってしまったりするケースがあるのです。
取材対象者は、過去の取材で聞かれたことを何度も聞かれたり、あまりに初歩的なレベルの質問をされたりすると、
「この人は自分に興味がないのだろうな」
「仕事で仕方なくやっているのだろうな」
と、インタビュアーに対して不信感を抱くことがあります。
取材対象者のことを事前にリサーチするのは、どれだけインタビュー経験を積んだとしても徹底すべき最低限のマナーです。
書籍を出している方であれば購入して読む。
SNSアカウントを持っている方であれば過去の投稿まで遡ってみて、最近の考えや趣味などを調べておく。
書籍やSNSがなくても、依頼してくださった企業様のご担当者にヒアリングをするなど、事前リサーチの方法はいくらでもあります。
事前リサーチを行ってきたことが取材中相手に伝われば、
「この人はこの日のためにこんなにも準備してきてくれたんだ」
「自分に心から興味を持って取材に臨んでいるんだ」
と、インタビュアーに対して好感を持ち、より深い話をしてくれる可能性がアップします。
いきなり本題に入る
当日現場で初対面を終え、挨拶もそこそこにいきなり取材を始める人がいますが、
これも取材対象者に不信感を抱かせます。
取材対象者の人も緊張しているかもしれません。
どんな人がインタビュアーとして来るのか不安に思っているのかもしれません。
そのような警戒心を解かないままに、いきなり取材を始めてしまっては、取材対象者はインタビュアーのことを信頼できず本音を話してはくれないでしょう。
所謂アイスブレイクと呼ばれるものですが、取材に入る前に少しだけでも雑談を交わし、
相手の警戒心や不安をまずは取り除きましょう。
話題は何でも良いと思います。
天気の話でも、軽い自己紹介でも。
話題よりも、インタビュアーの
「今日を心から楽しみにしていた。たくさんお話を聞かせていただきたい。」
という気持ちを全身で伝えることが重要です。
ちなみに私たちテキスパートは、事前に当日取材・インタビューに伺うインタビュアーのプロフィールを記載した「プロフィールシート」を依頼企業様にお送りしています。
名前や顔写真、経歴だけでなく趣味といったパーソナルな部分もわかる内容となっています。
これにより、
「どんな人が取材に来るのだろう」
という不安が払拭され、またアイスブレイクの話題の材料にもなります。
持ち物の身だしなみが整っていない

身だしなみを整えることが重要であることは、全ビジネスパーソンが心得ていると思います。
しかし、自分本体の身だしなみが整っていても、
自身の持ち物にまでその意識が向いている方は意外と少ない印象です。
例えばインタビュアーであれば、録音のために自身のスマホやボイスレコーダーを机の上に置くことが多いです。
パソコンでメモをとるのであればパソコンも。
そのとき、スマホのカバーが薄汚れていたり、画面がバキバキに割れていたり、
パソコンの表面に手垢がたくさん付いていたりすると、
「なんだか仕事も雑そうな方だな」
と思われてしまいます。
そこまで気にしない方もいると思いますが、何らかのネガティブな印象を与える確率は確実に上がると思います。
何事もそうですが、インタビューも第一印象が肝心です。
最初に小さな不信感を抱かれると、その後のインタビューに影響するかもしれません。
「身だしなみ」とは、自分自身だけでなく自分の持ち物もその対象であることを認識しておきましょう。
録音許可を取らずに勝手に録音をし始める
大前提として、取材・インタビューの現場において録音は絶対に必須です。
私たちテキスパートもすべての現場で録音をさせていただきます。
ただし、それは相手の許可を取った上でです。
「後ほど聞き返して記事執筆をするため、今日のインタビューを録音させていただいても宜しいですか?」
この一言がないままおもむろに録音をし始めると、相手は不信感を抱きます。
後で記事を書くときに必要であることを頭では分かっていても、
なんだか盗聴されているような気持ちになるのです。
身だしなみの部分でも触れましたが、この取材開始前の段階で不信感を抱かれると、
良い取材は到底できません。
必ず一言お伺いをしてから、録音をさせていただくようにしましょう。
まず取材・インタビュー相手に信頼していただくことが何より重要
最高の取材・インタビューをするためのテクニックは幾つもありますが、いずれも相手からの信頼を得られてこそ効果を発揮します。
逆に言えば、相手から不信感を抱かれた状態であれば、如何なるテクニックも全く意味がありません。
今回紹介したNG行為は絶対に避け、まずは相手から心から信頼していただくことに徹しましょう。

・取材記事制作を作るうえでの不安が払拭された
・この資料で外注に反対の上司を説得できた